主婦は素晴らしい仕事
"初めの目的"が何かわかりませんが、あっさりやめてしまうとは!
「それで、これから何をなさるの」
「お百姓をやります。畑もたんぽもありますので」
ウーン、行きつく先は同じなんだ、と私は妙に感じ入りました。
勿論、畑もたんぽもなくて、借りているだけの私たちとは雲泥の差でしょうが。
もしかしたら彼女は、ついに生れ故郷のタラへ戻っていく『風と共に去りぬ』の主人公スカーレットに似た心境だったのでしょうか。
彼女がコーヒーを点てている間にジョン・セイモアの書いた『イギリスの生活誌』という本を書棚から引っぱり出して読みました。
"すみません、私はただの主婦なんです"私たちは何度このショッキングな言葉をきいたことだろう、きくたびに私は怒りがこみあげてくる。
ただの主婦だって!もっとも高貴な二つの職業のうちの一つだというのに、何ということだ。
(もう一つは農夫の仕事である)